エコワンの電気代、ガス代は高い?太陽光との相性は?住んで2年経ったので計算してみた

設備・間取り

新居にエコワンを採用してから2年が経ったので、昨年(2023年)の水道代、ガス代、電気代をまとめました。エコワンを採用しようと考えている方の参考になれば嬉しいです。

結論として、ガス代は平均よりもかなり安く、電気代は平均くらいとなりました。

主な給湯は太陽光の電気、サブとしてガス給湯というエコワンの特徴がよく現れた結果となりました。

我が家のお湯の流れについて

RINNAI HPより引用

まず我が家には、屋根に5.1 kWの太陽光パネルが乗っています。

1日のお湯の流れは、昼間「太陽光発電の電気」を使って給湯し貯めておき、夕方以降は貯めてあったお湯を使い、無くなってきたらガスで給湯する、というものです。

エコワンと太陽光発電との相性が大変いい!ということを、晴れの日は特に感じます。

実際にかかった電気代、ガス代など

我が家の、2023年の水道代、ガス代、電気代をご紹介します。

家族構成や主な使用条件は下記の通りです。

家族構成:夫婦+子供(1歳)

お風呂:湯舟+シャワー

エアコン:夏冬ともに、全2台を24時間運転

キッチン:ガスコンロ

太陽光パネル:5.1 kW

月々の料金は、水道:約2,600円、ガス:約2,500円、電気:6,300円〜25,000円となりました。

それぞれについて、エコワンとの関係を私なりに考えていきたいと思います。

水道代、ガス代が安い

エコワンの構成:RINNAI HPより引用

まず一番に分かったことは、水道代とガス代が安いことです。

特にガス代に関しては、年間平均で約2,500円でしたので、同じ家族構成の標準的な料金4,900円と比較するとかなり安いです(2022年 2人家族 平均ガス使用料金:政府統計の総合窓口 参考)。

これは、エコワンが「昼間の太陽光発電で給湯した分のお湯を貯めている」ことが大いに効いているものと考えられます。

100 L分のお湯の給湯代が(昼間が雨でなければ)毎日タダ状態ですので、エコワン導入の最大のメリットがここに現れています。

「100 Lをどれくらいで使い切るか」と言いますと、体感ですが「湯舟を半分くらい張ったあとシャワーを使っていると、途中で無くなる」くらいです。貯湯分が無くなったあとは、普通にガス給湯に切り替わるだけです。

つまり毎日シャワー時はガス給湯でのお湯を使っていますが、料金がこれだけ安いのはエコワンのガス給湯部分「エコジョーズ」の熱効率が良いからだと思われます。

水道代に関しては、エコワンはあまり関係なく、シャワーヘッドや地域による料金差の影響が大きいと思います。

電気代は平均並み

6,300円〜25,000円となった電気代ですが、気温の低い1月から4月の料金の高さが目立ちます。

ただしこれは、常時運転している2台のエアコンの影響が大きいと考えられます(エアコンは、冷房より暖房の方が電気を多く使用するため)。

エコワンに関しては、冬場の影響を受けるとしたらシャワーの時間が増える等ですが、湯舟に浸かった後なのでさほどシャワーが長くなっている感覚はありません。

冬場は日照時間が短いとはいえ、昼間のうちに100 Lの給湯を終えています。

また、近年は円安等の影響で電気料金が大きく変化しているので、正直良くわからないという感じです…

電気代を安くするために

電気代は平均並みにかかるエコワンですので、エコワン導入時には電気料金の最適化をぜひおすすめしたいと思います。

電力会社の変更は、インターネットなどと違ってかなり簡単に出来ます。

我が家は住み始めてから1年で大手の電力会社から新電力に変更し年間で1万円ほど安くなりました。

下記サイトでは、登録不要 & いくつか条件を入力するだけで、現在の料金と各社の料金を比較できます。

我が家もこれで少し安くできたので、電気代に不安がある方はぜひ一度試していただきたいです。

エネチェンジで電気代を見直す

ただし注意点が一つ!表示される「切り替え後の料金」は、切替時の特典割引も入った料金です。間違った情報ではないですが、長期的に見て特をする「基本料金」で比較することをおすすめします。

余談:エコキュートとの違い

「昼間に給湯して貯めておくのは、エコキュートと同じでは?」という点に関して、どちらが自分に合うかは下記の2点がポイントになるかと思います。

  • エコワンには「湯切れ」がない
  • オール電化にしたいかどうか

まず、エコワンには「お湯切れ」がありません。正確には、貯めたお湯は使い切りますが、ガス給湯器ですぐに沸かせるため「お湯を炊きながら使用」が出来ます。

一方で、エコキュートは一度お湯切れを起こすと、再度電気給湯で貯まるまで、しばらくお湯が使えなくなります。

その代わりに、エコキュートは300 Lや500 Lといった大容量のタンクを使用するため、一度の使用量はエコワンの数倍あります。ただし、家族構成が変わるとお湯の使用量が変わるため、容量選びには注意が必要です。

また、オール電化にしたい場合はエコキュートに軍配が上ります。

それぞれに良さがありますので、家族構成変更によるお湯切れの心配、太陽光パネルの有無、都市ガスかプロパンガスか、オール電化の希望の有無などを考慮して決めるのが良いと思っています。

我が家は、実家でエコキュートのお湯切れに悩まされていたこと、妻の希望でキッチンはガスコンロにしたかったことで、エコワンがど真ん中の選択でした。

おわりに

住んで2年経ちガス代や電気代をまとめてみたところ、ガス代は平均よりも大幅に安く、電気代は平均程度となりました。

最も実感していることは「太陽光発電とエコワンとの相性の良さ」で、昼間太陽光発電で得たお湯を夜に使っているためお得感が半端ないです。

新居から2年経過しましたが、エコワンは良い選択だったと思います。迷われている方には、間違いなくおすすめできます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!