庭の地表をどうカバーするか?という問題について
庭木の地表部分、つまり土がむき出しの部分の管理、どうすればいいかめちゃくちゃ悩みませんか?
そして何もせずに放置しておくと、雑草が生い茂ってしまい、あっという間に大変なことに・・・
我が家には庭の数か所に植木エリアがあり、数年間この問題に悩まされてきました。
そしていくつか試したところ、抜いた雑草をそのまま庭に使う「雑草マルチング」がとても良かったのでご紹介します。
一般的なマルチングの方法とその特徴
地表をカバーする方法として、一般的には以下のようなマルチング方法が使われます。
- ウッドチップ:ナチュラルな景観が作れるが、日陰に使用するとシロアリ等の虫の住処になる場合がある。耐久年数は1〜3年。コストは高め(種類によるが、1m2あたり1,000円〜2,000円)。
- 防草シート+砂利:見た目がシンプルなので好みが分かれるが、半永久的に雑草を抑えられる。防草シートと併用するため導入コスト(金銭的・作業的)は高め(1m2あたり2,000円〜3,000円)
- 防草シートのみ:雑草はしっかり防ぐが、見た目が好みに合わなかったり、むき出しの場合経年劣化で交換が必要な場合も。コストは性能に比例する(1m2あたり100円〜500円)
おすすめは「雑草マルチング」
いくつかマルチングの方法がある中で、おすすめの方法が「雑草マルチング」です。
私は、抜いた雑草を砂利引きの上に置いておき、1日経って雑草がほぼ枯れた状態になってから地表に敷き詰めました。
一度敷いた後は、抜いた雑草をそのまま枯れたマルチングの上にポイします。
実際に我が家で実践して感じたメリットは下記の通り。
- コストゼロ:最大のメリット!庭に生えてくる雑草を使うので、材料費が一切かかりません。ウッドチップ高い。
- 土壌保湿効果:敷いた雑草が水分を保持して地表の乾燥を防ぐため、晴れが続いても庭木の根本が乾きづらくなります。夏場の水やりが減ります。
- 雑草防止効果:飛んできた雑草の種が地表に届きづらくなるためか、雑草の繁殖がびっくりするくらい減りました。
デメリットを挙げるとしたら、下記の通り。
- 見た目の好みが分かれる:イメージとしては藁を敷いた畑、といった感じです。
- 雑草を抜く際に少し選ぶ:明らかに沢山の種が付いているような雑草はマルチングに使わないようにしています。かなり大雑把にですが、雑草を抜く際にマルチング用と捨てる用に分けています。
実際の写真をいくつかご紹介します。まずは全体像。
下の写真、左側・中央部は、マルチングが薄いため雑草が生え始めているのが分かります。一方で右側はきちんと覆えているためか雑草はまだ生えてきていません。
拡大するとこんな感じ↓
このマルチングは今年の夏に行ったものですが(現在11月)、全くマルチングしていない時と比べると、驚くほど雑草の発生が抑えられています。
夏場は2週間放っておいたら20cmくらいの雑草が沢山生えているような状態でしたが、マルチング後は小さな雑草を月に1〜2回抜く程度。
抜いた雑草は、枯れた「雑草マルチング」の上に捨てるだけです。「雑草をまとめてゴミ袋に入れて、ゴミの日に出す」作業がないのでホントーーにラク!!
まとめ
庭の地表管理は意外と手間がかかりますが、雑草対策として雑草マルチングを行ったところとても満足の行く結果となりました。
ウッドチップや砂利、防草シートといった方法は定番ですが、コストやメンテナンスの手間がかかるのが難点。そこで、手軽に始められてコストもかからない「雑草マルチング」がオススメというお話でした。
雑草を使うのでコストはゼロ、見た目も自然でエコロジーな雑草マルチングは、日々の庭管理の負担を減らし、環境にも優しい方法です。ぜひお試しください!
何かご不明点等あれば、お気軽にお問い合わせフォームからご質問ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。